外資系企業や英語を使う仕事に転職する際、避けて通れないのが英文履歴書です。
残念ながら堂々と誤った書き方のサンプルをのせており、それを真似てしまったのが一つの原因でした。一つの例として、以下のObjective(目標)に関する例文を見てください。
Objective -----before-----
To obtain a challenging position in a international business
organization which allows me to utilize my broad-ranging IT
experience in development, customer support, and team management.
上記のようなObjectiveが、サンプルとして書かれているのを見かけます。しかし、これは典型的な英文履歴書への誤解の一つです。上記のObjectiveのサンプルは非常にあいまいであり、採用者側にとって何の意味も無い言葉の羅列でしかありません。本来は以下のような明確な形にするか、Objective自体を省略してもかまいません。
Objective -----after-----
A senior level position in Product Marketing.
なぜシンプルなほうが正しいのかの理由は、「Objective(目標)」を解説する章で後述します。
英文履歴書は、基本的に書き方が自由だと言われています。しかし、日本に独特の書き方があるのと同じく、英文履歴書も独自の書き方(フォーマット)があります。フォーマットを守ることは、読者(採用者側)への「可読性」を高めることになります。期待する場所に期待通りの情報が書かれていなければ、ちゃんと読んでもらえる可能性が低くなります。
採用者側は応募者の履歴書を熟読している暇はありません。通常1枚の履歴書に費やす時間は30秒以内とも言われています。そのため、採用者側が「ざっと読んでも理解できる履歴書」であることが大事です。
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