2011年4月15日金曜日

英文履歴書4つの鉄則 鉄則3=英文履歴書の文法

 英文履歴書は独特の文法を持っています。これは、1ページという少ないスペースで、無駄なく力強く経歴を表現するために出来たものです。文法の原則は、「人称代名詞(I, You, He・・・)は使用せず、動詞から文章を始め(Managed, Designed, Developed・・・)、主語から始まる完全な文章にしない」ことです。これは、簡潔さと客観性を目的とするためです。
 英文履歴書文法で最も大事なのは、動詞、特に活動動詞(action verb)です。動詞から始めることで、説得力がつきます。ただし、何度も繰り返して同じ動詞を使ってはいけません。同じ動詞を繰り返すと、能力や経験の狭さを印象付けてしまいます。より多くの動詞を知ることで、経験や能力をより適切に表現する方法を知ることができます。現在の仕事は現在形で、それ以外は過去形で書きます。
悪い例: I have experience in analyzing ・・・・
改善例: Analyzed ・・・・
 また、形容詞から始めるのも、避けたいパターンの一つです。英文履歴書は「人称代名詞」を使ってはいけないからといって、中途半端な始まり方をすればよいものではありません。例えば「Capable of 〜 (〜の能力がある)」や、「Responsible for 〜 (〜を任されている)」のような表現はなるべく避けます。これらは、動詞のような客観的事実と力強さに欠ける表現です。
 その他、数字はアラビア数字(one, two, three・・・ではなく、1, 2, 3・・・)を使うことが暗黙の了解となっています。また冠詞(a, the)は省いてもよいですし、つけても構いません。どちらかに統一しておくことが大切です。

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