2. HSBCホールディングス傘下の香港上海銀行のこと
HSBC Holdings plcおよび香港上海銀行については下記のとおり。
旧イギリス植民地圏、アングロサクソン系諸国、北米、中南米、欧州、アジア、中近東、アフリカなど全世界で約1万店舗を展開する。時価総額の面ではシティバンクに次ぐが、世界全体で展開している唯一の銀行でかつ世界最大級。
ロンドンに持ち株会社の本部を置き、香港では発券業務(香港ドル紙幣の発行業務)をスタンダード・チャータード銀行と共に独占していた。(現在はスタンダード・チャータード銀行、中國銀行と3行で分担)
1980年代以降に世界的な買収戦略を開始し、米国でマリンミッドランド銀行やナショナル・リパブリック・バンク・オブ・ニューヨークなどの名門銀行を傘下におさめた(これらは現在HSBC USA)のを皮切りに世界中で主要な国の大手銀行を傘下にし、ついに英本国のミッドランド銀行買収で英国本国でも最大の銀行になる。このときに英政府の要請で登記上の本店を持ち株会社により香港からロンドンに移転(1997)した。
日本では現存する最も古い銀行(1866)であり開国間もない明治政府に通貨制度の整備などについて指導と助言をした。現在は東京と大阪に支店を置いている。
時価総額で欧州最大(世界第2位)、展開規模などで世界最大最強の金融機関である。
ロスチャイルド系企業群の金融(商業銀行)の中核をなしている。
HSBC は、米経済誌フォーブスの 2008 年版世界有力企業 2000 社番付で1 位を獲得。米国系以外の企業がこの調査で首位になったのは 2004 年にこの番付が開始されて以来、初めて。(ちなみに、バンク・オブ・アメリカは 3 位、昨年首位のシティグループは24 位。)
1865年に香港で創設された香港上海銀行 (The Hongkong and Shanghai Banking Corporation Limited) から発展した。その名称も、同行の略称であるHSBCに由来する。香港のイギリスから中華人民共和国への返還決定後、中国共産党統治下における政治リスクを懸念し、海外投資を活発化させたのが、今日のHSBCグループ形成のきっかけである。ただし、イギリス部門の収益源に占める比率は20%であり、最大の収益源は香港部門の22%となっている。また近年は、HSBCグループによる中華人民共和国への投資も活発化している。
HSBCは「The world's local bank(世界の現地銀行)」をキャッチコピーとして、全世界で数多くの銀行を経営している。全世界の店舗数は2006年末で1万店舗を超えており、時価総額では上位のシティグループの約5千店舗の2倍近くの拠点数を誇る状態である。
HSBC ホールディングス plc は英国に本部を置き、ヨーロッパ、アジア太平洋地域、アメリカ大陸、中東、アフリカにまたがる 83 の国と地域に 10,000 を超える拠点を擁し、2007 年 12 月末現在 2 兆 3,540 億米ドルの総資産を持つ世界有数の金融グループである。日本における香港上海銀行HSBC グループの母体行である香港上海銀行(本店・香港)は、日本で 140 年以上営業を続けており、 日本で最も長い歴史を持つ銀行である。
HSBCはサブプライム問題の深刻化を世界の金融業界の中でも「最も早い」と言えるレベルで分析予想をしており、2006年度の決算で日本円で1兆円以上の損失引当金を北米子会社のために用意していた。そのために2007年上期の業績は業界の予想を上回る前年度比25%(約)の増益で、自らの上期過去最高益を更新した。
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